私が心理カウンセラーになったきっかけ

こんにちは(^^)

心理カウンセラーの内海眞由美です。

このHPを訪れていただき、ありがとうございます。

 

私はもともと独立行政法人病院機構で

26年間看護師をしていました。

 

看護師で働きだした頃、

看護師の仕事を4Kとか8K

(危険・きつい・汚い・過酷・帰れない・休暇が取れない・給料が安い・結婚が遅くなる)

と呼ばれ「大変な仕事ね」と言われていました。

私は看護師のしんどさは看護師をした人しかわからないと思い、

看護師のカウンセラーをしたいと思いました。

その当時、セクハラ・パワハラは当たり前の世界でした。

患者さんからの暴力もありました。

でも、それ以上にやりがいのある仕事でした。

 

30歳頃、呼吸器外科病棟で働いていました。

そこは肺がんの患者さんが多く、

そしてみなさん素敵な人生の先輩でした。

がんの患者さんって、本当にいい方という印象です。

心理学的にも、

我慢される方は癌になりやすい

という裏付けがあります。

看護師に当たり散らしていた方もおられますが、

告知後変わられました。

「癌かもしれない、死ぬかもしれない」

という「明確ではないこと」は

不安だっただろうなぁと思います。

 

その当時、大好きな患者さんがおられました。

60歳前の素敵な女性でした。

私はその方のサブの受け持ちで、お世話できることが嬉しかった。

でも、私の夜勤のときに危険な不整脈が出て、

当直医に何度頼んでも

「ターミナル(がんの末期)だろ。何するっていうねん」

と、診てくれず、悔しくて悔しくて、、、

そして、

最後まで意識がしっかりしたまま

亡くなられました。

 

亡くなられる前、私に

「あなたに看取ってもらってしあわせ」

と言われました。

涙が止まらなかった。

嬉しさよりも何もできない辛さ…

最後にお水が飲みたいと言われ、吸い飲みで一口飲まれました。

そのあとちょっとむせられました。。

 

亡くなられた後、

私のお水の飲ませ方が悪かったのではないか

もっといい声のかけ方、看護ができたのではないか

と自分を責めました。

そのことが心理学を学ぶきっかけになりました。

 

あれからもっともっとと何十年心理学や心理療法を学んできて、

看護や教育、子育てに役に立ちましたが、

何より自分が生きるのが楽になりました。

今私と同じように

自分を責めたり、生き辛さを感じていたり、人間関係で悩んでいる方の

少しでもお役に立てれば、と思っています。

 

長文、読んで頂き、ありがとうございました。

内海眞由美

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